北海道考古学会だより 66号


北海道考古学会だより 66号 目次 

事業報告  2000年度総会および研究大会略報
    事務報告  1999年度会務・決算報告、2000年度予算(案)
          北海道考古学会会則の改正および監査委員の紹介
    紹介    佐藤広史氏追悼論文集
    情報紹介  北海道考古学会1979年網走大会の頃
    事務連絡  新入会員・住所変更会員のお知らせ
    会誌    編集委員会からのお知らせ
    研究会  北海道考古学会定例研究会からのお知らせ
    案内   北海道考古学会主催遺跡見学会のお知らせ
           北海道考古学会企画遺跡めぐりツアーのお知らせ
           北海道立埋蔵文化財センター夏期講演会および特別展のお知らせ
           新発見考古速報展「発掘された日本列島2000」および地域展,講演会のお知らせ

2000年度総会及び研究大会略報
 5月13日(土)、札幌学院大学B館101号室において、本年度の定期総会・研究大会が行われた。総会の議決内容は別項のとおりであるが、参加できなかった会員のために当日の状況を簡単にお伝えしたい。
 総会は、総務担当の石橋委員の進行により予定通り午前10時半から開催された。鶴丸委員長の開会挨拶の後、議長に小樽市の土屋周三会員を選出し、1999年度会務報告、会則の改正、2000年度会務計画の順で議決を進めた。1999年度会務報告では、各担当委員から事業報告および収支決算報告がなされた後、上野秀一、羽賀憲二会員から監査の結果について報告を受けた。会則の改正は、これまで会則にはなかった監査委員の規定を追加し、会運営の円滑化を図るために委員会から提案されたものである。改正点の詳細については別項に記したので参照願いたい。2000年度会務計画は、各担当委員から事業計画案および予算案が提出された。なお、2000年5月現在の会員数408名に対して、委任状199通、出席者27名であったことから、会則第8条3の規定に基づき総会は成立しており、議題については、全て満場一致で承認を得ている。
 午後1時より『北海道旧石器考古学の諸問題』と題して、研究大会が開催された。基調講演に東北福祉大学の梶原洋教授をお迎えして『北東アジアにおける土器出現の諸問題』という演題でご講演いただいた。その後、『白滝村白滝遺跡群』について(財)北海道埋蔵文化財センターの鈴木宏行氏、『千歳市柏台1遺跡』について(財)北海道埋蔵文化財センターの福井淳一氏、『長万部町オバルベツ2遺跡』について北海道文化財保護協会の大島秀俊氏より事例報告がなされた。休憩を挟んで、発表者の他に北海道教育庁文化課の千葉英一氏、帯広百年記念館の山原敏朗氏、今金町教育委員会の寺崎康史氏をコメンテーターにお迎えして、札幌学院大学鶴丸俊明教授の司会により討論が行われた。相当に熱の入った討論が約1時間にわたり行われ、会場の方が壇上の雰囲気に飲み込まれるようであった。参加者は最近会員になったばかりの比較的若い世代の研究者や学生が多く、暴風雨にもかかわらず、一部立ち見も出るところも見られる盛況ぶりであった。参加者の多くが旧石器研究の最前線の一端を垣間見ていったのではないかと思っている。
 18時00分からは札幌学院大学50周年記念館G館6F食堂を貸し切り、講師の先生を迎えての懇親会に入った。参加者は、最近の研究大会よりも比較的若い世代が中心となり、大変賑やかな会となった。また、講師や発表者を囲んで、会場にも増して熱のこもった研究交流が展開された。
 5月14日(日)は、エクスカーションとして、北海道立埋蔵文化財センターの見学が行われた。常設展および平成11年度発掘成果展などを中心に、白滝遺跡群や柏台1遺跡の遺物、旧石器時代調査と石器製作のビデオ映像が注目を集めた。
 2日間にわたり、若干のトラブルはあったものの、概ね順調に会を進行することが出来たのは、講師の諸先生はじめ会員の皆様や関係方面のご協力によるものであり、ここに深く感謝を申し上げます。なお、研究大会資料集(\1,000)に若干の残部がありますので、希望者はご連絡下さい。         (石橋・田口・秋山)

 

 

1999年度会務報告
1 第37回総会・大会

期日:1999年4月24日
 会場:北海道大学学術交流会館
  総会内容 1998年度会務報告、1999年度会務計画案
 研究大会 テーマ『北海道の遺跡を科学する』
2 運営委員会開催状況
 第1回 5月28日/札幌学院大学/会務報告、委員役割分担、だより63号
 第2回 6月5日/札幌学院大学/会務報告、今後の会のあり方、保護問題懇話会説明
 第3回 7月3日/札幌学院大学/会務報告、会活動のあり方、編集委員報告
 第4回 9月21日/札幌学院大学/会務報告、日本考古学協会釧路大会について
 第5回 10月9日/釧路市生涯学習センター/会務報告、釧路大会運営協力
 第6回 11月6日/札幌学院大学/会務報告、釧路大会報告
 第7回 2月5日/札幌学院大学/会務報告、だより64号、学会企画道東ツアー
 第8回 3月4日/札幌学院大学/会務報告、新年度総会・研究大会、会誌編集
 第9回 4月1日/札幌学院大学/会務報告、新年度総会・研究大会、道東ツアー
3 会誌編集委員会開催状況
第1回 6月10日/北大文学部/編集委員会人事、会誌36号編集方針について
 第2回 10月30日/北大文学部/特集号原稿依頼者の選考、追悼記事について
第3回 12月20日/北大文学部/原稿の投稿状況、構成の検討
 第4回 3月11日/北大埋文調査室/構成の確定、入稿最終確認
4 研究会開催状況
 第1回 9月21日/札幌学院大学/福岡イト子会員「考古学とアイヌ語地名」
 第2回 11月6日/札幌学院大学/工藤雅樹会員「北日本の考古学」
 第3回 2月5日/札幌学院大学/藤井浩・山中文雄・阿部明義「キウス4遺跡」
5 遺跡見学会
 8月28日(土)後志地区の遺跡などの見学/協力:道埋文センター、余市町、小樽市
6 日本考古学協会釧路大会協力
10月9日から12日にかけて釧路市を中心として行われた日本考古学協会大会に北海道考古学会として全面的に協力体制をとり大会が成功裏に終了しました。
7 遺跡調査報告会
 12月18日(土)/札幌市かでる2・7大会議室/恵庭市カリンバ3遺跡ほか9遺跡の報告
8 だより発行状況(B5版、各400部)
 第63号(7月15日発行)/1999年度総会・研究大会略報、資料紹介など
 第64号(11月15日発行)/1999年度遺跡見学会報告、遺跡報告会、会誌原稿など
 第65号(3月31日発行)/佐藤隆広君のこと、新年度総会案内、研究会案内など
9 会誌北海道考古学第36輯発行状況
 小特集「北海道における農耕問題」/B5版/500部


1999年度決算報告・2000年度予算(案)(略)

北海道考古学会会則の改正および監査委員の紹介

現      行
(役員)

第6条 本会に次の役員をおきます。

(1)委員長   1名
(2)副委員長   1名
(3)地域委員 10名以内
(4)運営委員 16名以内


2.地域・運営委員は会員の推薦を得て総会で選出し、正副委員長は委員の互選により決定します。


3.委員長は本会を代表し、副委員長は委員長を代理補佐します。地域委員は地域を代表し、運営委員は本会運営の実務を担当します。

改      正

(役員)

第6条 本会に次の役員をおきます。
(1)委員長   1名
(2)副委員長   1名
(3)地域委員 10名以内
(4)運営委員 16名以内

(5)監査委員   2名


2.地域・運営・監査委員は会員の推薦を得て総会で選出し、正副委員長は委員の互選によ 決定します。


3.委員長は本会を代表し、副委員長は委員長を代理補佐します。地域委員は地域を代表し、運営委員は本会運営の実務を担当し、監査委員は本会の会計を監査し総会に報告します。

  
 第38会定期総会で承認を得た会則改正案に基づき、新たに監査委員が選出されましたので、ご紹介いたします。
        監査委員  高 橋 正 勝 (江別市郷土資料館)
              阿 部 明 義 ((財)北海道埋蔵文化財センター)
 なお、今回選出された監査委員は、他委員の改選時期と調整するため、今年度に限り任期を1年とすることとなっております。
  -紹介- 佐藤広史氏追悼論文集
『一 所 懸 命』
                    高橋 理/千歳サケのふるさと館

 本論集は平成10年8月13日、ウズベキスタンとキルギス共和国国墳のレーニン峰(標高7134m)を登山中に急逝した佐藤広史(さとうひろし)氏の追悼論文集である。享年40才、あまりに早い逝去であった。
 佐藤氏は東北大学文学郡・同大学院博士課程を修了し、宮城県教育庁文化財保護課を経て宮城県岩ヶ崎高校、同塩釜高校の教職を歴任した.在学中は縄文時代晩期の土器研究を進め、そのかたわら新古を問わず多くの遺跡の調査に従事し研鑽を重ねた。また山歩きが好きだった彼は、就職後仙台YMCA山岳会に入会し本格的な登山に親しむようになり、教職にあっては山岳部を率いて多くの若者にその楽しさを伝えた。彼の興味は考古学・歴史学にとどまらず古寺や仏像あるいは民俗芸能におよび、岩手県水沢市黒石寺の奇祭「蘇民祭」に参入するにいたる。その多岐にわたる見識と該博な知識は、論文「型式の空間分布から視た土器型式」や報告書『切込窯跡』など優れた著作となって結実した。
 佐藤氏の早すぎる逝去を悼み、東北大学考古学研究室の同窓が「偲ぶ会」を立ち上げ刊行に尽力したのが本論集である。彼を指導した東北大学芹沢長介名誉教授の追悼の辞に始まり、第一部は「佐藤広史君の足跡」として年譜、著作目録と著論文を紹介する。第二部は同窓の研究者による17編の追悼論文、第三部は追悼文という構成である。佐藤氏の逝去を心から悼み、また遂げ得なかったその遺業を受け継ごうとする意気に満ちている。
 なお、本論集は一部二千五百円にて頒布。売り上げ余剰金は、すべて二人の遺児の奨学資金に充てられることを付記しておく。
 連絡先は次のとおりである。

 連絡先 〒985-0863 宮城県多賀城市東田中二丁目40-27-B707
       須田良平 方 「佐藤広史君を偲ぶ会」
     Tel・Fax 022-364-4673  E-mail:cbd66500@pop16.odn.ne.jp

 本論集は好評につき、残部僅少となっております。お早めにお問い合わせ下さい。また,第二部の追悼論文のタイトル及び執筆者をご紹介いたします。(本書目次より抜粋)


-情報紹介- 北海道考古学会1979年網走大会の頃   
                   札幌市埋蔵文化財センター 加 藤 邦 雄

 先日、机の引き出しの整理をしていたところ網走大会の記念写真を見つけた。当時の考古学会は、事務局担当の菊池俊彦さんの奮闘にもかかわらず数年前から慢性的な財政危機に見舞われ、会の運営が困難になっていた。当時の定期大会は毎年札幌で開催され、会の運営も札幌近辺の会員を中心にして行われていた。そして、会員の多くも会の運営に参画するとの気持ちより、会誌を入手するために会員登録をしているとの意識が強かったようである。そこで、発足当時から北海道で活躍をされていた会員に、北海道にきたばかりの新しい会員も加えて全道的に幹事を選任し、会の活性化をはかり建て直しをすることとなり、札幌にきて間がない私も幹事の末席に名を連ねることとなった。会運営の活性化を図る一手段として、札幌以外での定期大会の開催があげられ、1978年は故澤四郎さんの尽力で釧路市で開催された。

 

 

 

 

写真(略)

 

 

 

 


 1979年は、米村喜男衛先生が米寿をお迎えするので会誌を特集号としてはどうかとの藤本英夫さんの提案で、米村先生の教えを受けた中村齋さんが北海道考古学第15輯を編集し、網走市で定期大会を開催し献本することとなった。このときの大会では会則の変更も行われ、委員会制度が取り入れられ、会発足当初から会長を務められた大場利夫先生が退任され、初代委員長に故石附喜三男さんが選出された変革期の大事な大会でもあった。
 今、この写真を見るとすでに幽明境を異にされた方もおられる。また当時の若手、中堅も立派な中年、老年となっている。かくいう私もこのような回顧談を書く年となってしまった。時の流れを感ぜずにはいられない。現在の若い会員の方は、この写真のなかの何名の方のお名前を当てることができるだろうか? 

 
新入会員・住所変更会員のお知らせ(略)

 

 

 

 

編集委員会からのお知らせ
◎『北海道考古学』第37輯の「特集テーマ」応募状況
 昨年度の「だより」でお伝えしましたように、会誌の特集テーマも広く会員皆様からの応募をお待ちしております。応募テーマが多数の場合は、編集委員会で昨今の研究状況を鑑み、適宜選定する予定です。次号会誌の特集テーマとして、本年度研究大会テーマと呼応した「(仮題)北海道旧石器時代について」が1件寄せられております。特に対案がない場合はこのテーマを採択したいと考えておりますが、正式発表は次号「だより」第67号に掲載いたします。
◎『北海道考古学』第37輯の「原稿募集」について
 次号会誌第37輯の特集テーマの選定につきましては上記のような進捗状況ですが、「テーマ論文」並びに「一般論文」の原稿募集を例年通りに行います。
 *投稿規定の詳細は『北海道考古学会だより』第58号(1997.11.15刊)をご覧下さい。
*締め切り 2001年1月31日までに編集委員会事務局に到着したものを掲載対象とします。なお、投稿を予定している方は、予めその旨をご一報いただけますと、編集の都合上、大変助かります。ご協力願います。
 *投稿原稿は、正本の他に写し1部(図版・表を含む)を添えて下さい。

(テーマ応募・原稿送付先)編集委員会事務局
〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西7丁目 北海道大学大学院文学研究科
北方文化論講座 小杉研究室気付              会誌担当(林・小杉)

北海道考古学会定例研究会からのお知らせ
 平成12年6月3日(土)午後5時から、札幌学院大学A棟4階会議室におきまして、北海道教育庁文化課の西脇対名夫会員より、「マレクとアイヌ社会」について発表があった。
 内容は、かつてのアイヌ社会において、産卵区域における集約的な鮭漁が女性のものであったため、男性が鮭漁から排除されていた可能性があることを指摘し、そのことから男性が本来の鮭鱒漁具でないものを用いて漁獲する努力を行い、開発されたのがマレクではなかろうかという仮説を提示し検証したものであった。
 社会組織の構造と物質文化の関連において、大変興味深い発表内容で、参加者との意見交換も活発になされ、今後の研究の展開に大きな期待がもたれた。
 なお、北海道考古学会定例研究会では発表者を募集しております。発表希望の会員の方おりましたら事務局までお問い合わせ下さい。
 10月予定 平成12年10月7日(土)17:00~ 札幌学院大学A館4階会議室
旧石器関連の新資料を元にした発表になる予定です。
 11月予定 平成12年11月4日(土)17:00~ 札幌学院大学A館
  マリールイーズ・イニザン(Marie Louise INIZAN)博士
      フランス国立科学研究所研究指導部長
      講演の詳細未定だが、旧石器に関係するトピックを予定している。
      通訳 京都大学文学部 山中一郎教授
      ※都合により日程・内容等が変更する場合がございます。
                       研究会担当 (田口・手塚・深澤・藤井)

北海道考古学会主催遺跡見学会のお知らせ
 毎年恒例の遺跡見学会ですが、今年は恵庭・千歳・日高方面を巡る計画で準備中です。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。
実施日  8月26日(土) 雨天決行
集合場所 札幌・全日空札幌駅前支店ロビー(中央区北4西5伊藤 加藤ビルディング1F) 集合8:00
恵庭・JR恵庭駅東口 集合9:00
行程及び 札幌・恵庭 → ◎恵庭市カリンバ1+カリンバ3遺跡 → ◎恵庭市埋文整理室(カリンバ3資料)見学場所 → ◎恵庭市西島松5遺跡 → ◎千歳市史跡ウサクマイ遺跡群 → 昼食(名水ふれあい公園) → ◎鵡川町米原4遺跡 → ◎平取町沙流川歴史館・アイヌ文化博物館 → 恵庭・札幌(17時過ぎ)
      *なお現場の都合により日程を変更する場合があります。ご了承下さい。
参加料  4,000円(保険料込み) 当日申し受けます
参加申込 恵庭市カリンバ1遺跡調査事務所(松谷) TEL/FAX 0123-35-1465
問合わせ 申込 8月1日~10日(ただし5・6日を除く)
     札幌発・恵庭発それぞれ40数名(先着順)
その他  当日は歩きやすい服装で昼食は各自持参のこと   見学会担当(松谷・吉田)

北海道考古学会企画遺跡めぐりツアーのお知らせ
 北海道考古学会では、宿泊を含めた大型の遺跡めぐりツアーを企画し、この企画を名鉄観光サービス株式会社札幌支店に受け入れていただき、現在、行程や実施日程などを調整しております。
 詳細はまだ未定ですが,場所はオホーツク海沿岸で実施は秋口を予定しています。日程等の整理がつきました段階で、会員の皆様にご連絡差し上げます。個人ではなかなかまわれない場所ばかりだと思います。会員の皆様にはこの機会に是非ご参加いただきたい企画です。

北海道立埋蔵文化財センター夏期講演会および特別展のお知らせ
 北海道立埋蔵文化財センターでは、この夏「こはくの話」と題した講演会や、琥珀を中心とした特別展を開催いたします。会員のみなさまには是非足をお運び下さるようお願い申し上げます。
 1.講師及び講演題 久慈琥珀博物館長 佐々木和久氏 「こはくの話」
 2.日 時 平成12年8月5日(土)13:30から15:00
 3.場 所 北海道立埋蔵文化財センター2階研修室
 4.主催者 北海道立埋蔵文化財センター
 5.内 容
  「こはく」とはどのようなもので、どのような性質を持っているのか、また、それを加工するにはどのような技 術が必要なのかなどの基礎知識とともに、久慈周辺から出土している「こはく」玉製作遺跡と対比しながら、 北海道の玉について製作上の特徴や産地推定の可能性等にもふれていただく予定です。
 6.参加者 一般150名(予定)
 7.「こはく展」のお知らせ
  主に石狩川流域の遺跡から出土した、縄文時代と続縄文時代のこはく玉を展示して、遺物としての「こは く」を紹介します。
  開催期間 7月11日(火)から9月10日(日) 9:30から16:30
       休館日 毎週月曜日、7月20日(海の日)
  問合せ先 北海道立埋蔵文化財センター・(財)北海道埋蔵文化財センター
     
  〒069-0832 江別市西野幌685-1(文京台小学校隣)
       Tel.011-386-3231 Fax.011-386-3238         担当:普及活用課 越田賢一郎

新発見考古速報展「発掘された日本列島2000」および地域展,講演会のお知らせ
 文化庁が主催となって毎年行ってきている新発見考古速報展「発掘された日本列島2000」が今年も全国各地で順々に開催されます。これまでは本州での開催ばかりでしたが,今年は初めて津軽海峡を渡り,北海道の旭川市博物館で見ることが出来ます。北海道からは,礼文町船泊遺跡,恵庭市カリンバ3遺跡,長万部町オバルベツ2遺跡,上ノ国町勝山館遺跡が取り上げられています。これを機会に是非足をお運び下さい。
 また,旭川市博物館では,速報展の開催期間中に併設地域展および関連講演会を行います。こちらの方もよろしくお願いいたします。
 開催場所 旭川市博物館
〒070-8003 旭川市神楽3条7丁目
Tel 0166-69-2004
 開催期間 平成12年7月30日(日)~8月26日(土)
 併設地域展 「アイヌの技をさかのぼる-千歳市美々8遺跡出土木製品に見るアイヌ木工芸の源流」
       アイヌ文化のポンペイ,千歳市美々8遺跡の近世アイヌ集落から出土した木製品を通してア       イヌ文化の精華である木工芸の源流をたどる
旭川市博物館特別展示室にて開催
関連講演会 「司馬遼太郎と歩いた北海道考古学街道」
       講 師:北海道開拓の村学芸課長 野村 崇氏
と  き:8月20日(日) 午後1時30分~3時30分
:旭川市大雪クリスタルホール大会議室(旭川市博物館と併設)
入 場:申込み先着180名様まで (問い合わせは上記の旭川市博物館まで)
 併設地域展・関連講演会はいずれも無料です。 担当:旭川市博物館 瀬川拓郎
新入会員・住所変更会員のお知らせ(略)

 
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