2010年度 遺跡見学会実施報告
今年度の遺跡見学会は、「縄文文化にふれる道南の旅」をテーマとして、8月21日(土)~8月22日(日)に1泊で実施しました。今回は43名のご参加をいただき、函館市・木古内町・七飯町などの遺跡や発掘現場、展示施設を巡りました。2日間とも好天に恵まれ、見学先の担当の方々は暑さをものともせず、熱弁をふるって解説してくださりました。大船遺跡の竪穴住居跡の大きさと出土品の豊かさ、国宝の中空土偶(本物)の写実性と精巧な造り、盛土遺構の土層断面に突き刺さる円筒下層式土器の密集度などに、ご参加の方々は感嘆されることしきりでした。
〔見学コース〕
1. 函館市大船遺跡(福田 裕二氏)
2. 市立函館博物館(大矢 京右氏)
3. 木古内町大平遺跡(立川 トマス氏)
4. 木古内町木古内1遺跡・木古内2遺跡(大泰司 統氏)
5. 七飯町歴史館(山田 央氏)
休日にもかかわらず対応してくださった各担当の方々にお礼申し上げます。
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