北海道考古学会だより 62号


北海道考古学会だより 62号 目次 

  案内 1999年度北海道考古学会定期総会のご案内
         1999年度北海道考古学会研究大会のご案内
         日本考古学協会1999年度釧路大会について
   緊急報告  千歳市キウス4遺跡について
   事業報告  1998年度遺跡報告会実施報告
   研究会 月例研究会の実施報告と発表者募集の案内
   事務連絡  新入会員・住所変更会員のお知らせ

1999年度北海道考古学会定期総会のご案内
 今年は北海道大学の多大な協力を得まして、北大学術交流会館で開催することと決定致しました。今回は委員の改選時期ともなっておりますので,皆様奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。なお,総会は,委任状を含め3分の1以上の会員の出席をもって成立します。事情があり直接参加できない場合はもれなく委任状をご提出いただき、会の成立にご協力願えればと思います。

   日時 1999年4月24日(土)


      午前10時30分~(午前10時受付開始)


   会場 北大学術交流会館


   住所 札幌市北区北8条西5丁目


   議題 1998年度事業報告,決算報告,監査報告


      1999年度事業計画,予算案,その他

 

 

1999年度北海道考古学会研究大会のご案内
 同じく総会に併せて研究大会も開催いたします。今年は『北海道の遺跡を科学する』(仮題)をテーマとして開催することを予定しています。皆様奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

テーマ 『北海道の遺跡を科学する』(仮題)  

   日 時 1999年4月24日(土)


       午後1時~午後5時


   会 場 北大学術交流会館


   住 所 札幌市北区北8条西5丁目


   資料代 1,000円(当日申し受けます)

  ※研究大会会場で,資料集や報告書などの販売を考えておられる方は,会場スペース
  の問題もありますので,あらかじめ事務局まで,ご連絡下さい。
    事務局 江別市市民会館 
        〒067-8674 江別市高砂町6
         TEL 011-383-6446 FAX 011-381-1077 (田口・手塚)

 

 

日本考古学協会1999年度釧路大会について
 このことについては、昨年4月より協会の西幸隆委員、札幌市の加藤邦雄氏、道理文センターの畑宏明氏およぴ学会事務局(高橋正勝)にて協議を重ね、北海道考古学会は運営委員会にて協力を決定していた。昨年12月22日に開かれた大会開催準備会(西・松田・加藤・畑・平川・後藤・大沼・久保(欠席)・高橋)にて、その基本内容が下記のとおり決定し、2月6日開催の第9回運営委員会にて大会の共催、実行委員としての参加などが承認されたので会員の皆様にお知らせします。
 北海道での開催は昭和50年以来、20数年ぶりであり、会員の積極的な参加をお願いします。
日本考古学協会1999年度釧路大会
主 催 日本考古学協会・北海道考古学会・釧路市教育委員会
期 日 1999年10月9日(土)・10日(日)・11日(月)
会 場 釧路市生涯学習センター
      釧路市幣舞町4番28号 電話 0154-41-8181
役 員 大会委員長    北構 保男
    大会副委員長   吉崎 昌一・米村 哲英
    顧問       林 謙作・野村 崇・佐藤 一夫・木村 英明
             (北海道考古学会元・前委員長)
    大会実行委員長  高橋 正勝(北海道考古学会現委員長)
    大会実行副委員長 西 幸隆・□□□□ (北海道考古学会新委員長)
    大会実行委員   北海道考古学会現・新委員ほか
事務局 日本考古学協会1999年度釧路大会実行委員会
      釧路市春湖台1番7号 釧路市埋蔵文化財調査センター内
内容・日程
    10月9日
    ・記念講演(13:30~15:00)
    ・シンポジウム
     「海峡と北の考古学-文化の接点を探る-」(15:10~17:30)
      テーマ1「旧石器から縄文へ」
    ・懇親会(18:00~20:00)
    10月10日
    ・シンポジウム(9:00~16:00)
      テーマ2「縄文から続縄文へ」
      テーマ3「続縄文からアイヌへ」
    ・図書交換会(10:00~15:30)
    10月11日
    ・見学会

千歳市キウス4遺跡について
-意見聴取の結果報告-
 だより61号で周知したように,第6回委員会で決定したキウス4遺跡(特に高速道路用地内に残される部分)の今後の保存・管理のための具体的な方策について,下記のような日程で意見聴取を行った。
1.1998年11月18日(水) 千歳市教育委員会
2.1998年11月30日(月) 日本道路公団北海道支社
3.1998年12月11日(金) 北海道教育庁文化課
 これらの詳細な報告内容については,現在委員会および保護問題懇話会内で検討中であり,次号以降のだよりに掲載する予定である。
            (秋山)

1998年度 遺跡調査報告会実施報告
 今年度も12月19日(土)午前10時から「かでる2・7」の4階大会議室を会場として、「遺跡調査報告会」が開催されました。内容は、全道を道央・道南・道北・道東のブロックに分け、各地区の概況に続いて、11カ所の遺跡についてスライドを使った報告が行われました。例年、道央中心の遺跡報告になりがちでしたが、今年は道北3カ所、道東2カ所、道南2カ所と各地の遺跡についてホットなニュースをお伝えすることができたように思います。また、若手の研究者の発表も増え、新鮮な知見が得られたように思います。今後に期待したいと思います
 10時の開始時には会場に空席もいくつか目立ち、担当として少し心配しましたが、徐々に席が埋まり始め、午前中にはほぼ満席の状態となり一安心しました。午前中は席によってはスライドの見づらい所もあり、今後改善していきたいと思います。それから昼と3時の休憩を挟んで、午後6時近くまで長時間にわたり、会員や一般の方など多数の参会者が報告に耳を傾け、スライドに注目していました。
 お忙しい中、遺跡の概要やスライドを使って遺跡報告をして頂いた発表者の方々、各地区の概要をまとめていただいた地域委員や各遺跡担当者の方々のご協力により、会も盛況の内に終わることができましたことを感謝申し上げます。
                    (報告会担当 赤石 慎三・高橋 理)

月例研究会の実施報告と発表者募集の案内
 去る平成11年2月20日(土)午後2時から、奈良国立文化財研究所の主催、北海道考古学会(月例研究会)および北海道保存科学研究会の共催で,『金属製考古資料の科学的調査に関する研究会』が,北海道大学高等教育開発研究部で行われました。
 発表者と演題は以下のとおりです。
金属製考古資料の科学的調査に関する研究会
1.アイヌ金属製資料の材質と製作技法 北海道開拓記念館 小林幸雄
2.北日本で出土した遺物の物理化学的分析-有機物分析と鉛同位体分析-
             北海道大学 小笠原正明
北海道大学 齋藤健
3.鉄製遺物の腐食と保存に関する研究
          -江差町開陽丸遺跡から出土した鉄製遺物を中心に-
東北芸術工科大学 松井敏也
                      奈良国立文化財研究所 村上隆
                      岡山大学 高田潤
4.北海道地域で出土した銅製遺物の材質について
                   奈良国立文化財研究所 村上隆
 なお,北海道考古学会月例研究会では発表者を募集しております。希望者おりましたら事務局までお問い合わせ下さい。              (田口・手塚) 
 
 
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