北海道考古学会だより 63号 目次 

事業報告  1999年度総会および研究大会略報
    事務報告  1998年度会務・決算報告、1999年度予算(案)
情報紹介 礼文町船泊遺跡出土の機能・用途不明石器(仮称「短冊形石器」)の紹介
緊急報告 1997・98年度キウス4遺跡の保護について
    事務連絡  1999年度北海道考古学会委員体制
           1999年度北海道考古学会会誌編集委員名簿
           新入会員・住所変更会員のお知らせ
    会誌    編集委員会からのお知らせ
    研究会  北海道考古学会定例研究会のお知らせ
    案内   北海道考古学会主催遺跡見学会のお知らせ
          研究会・シンポジウムのご案内

1999年度総会及び研究大会略報
 4月24日(土)、北海道大学の学術交流会館において、本年度の定期総会・研究大会が行われた。総会の議決内容については別項にまとめてあるが、参加できなかった会員のために当日の状況を簡単にお伝えしたい。なお、総会は、会員数422名に対し、委任状113通、出席者43名であったことから、会則の規定どおり総会は成立している。
 今回は、委員長および委員の改選があることなども影響してか、参加者の出足は好調で、予定通り10時半から定期総会が開催された。議長に札幌国際大学の長崎潤一会員を選出し、例年通り事業報告、決算報告、監査報告の順に議決を進めた。次に、委員の改選が行われ、会員からの推薦状を元に選出された新委員候補者が提案され、満場一致で承認を得た後、休憩時間となる。この間に、委員の互選による新委員長の選出が行われ、札幌学院大学の鶴丸俊明会員を委員長とすることに決定した。再開後、1999年度の事業計画案、予算案と議決が進み、最後に1995年度選出委員の退任挨拶および新委員長の就任挨拶の後閉会した。
 引き続いて13時より『北海道の遺跡を科学する』と題して、研究大会が開催された。高橋委員長の挨拶の後、北海道大学教授の林謙作氏より『考古学と関連科学』と題して基調講演をご発表頂いた。研究発表は北海道開拓記念館の山田悟郎氏より、『クリとドングリ』と題して花粉・植物遺体分析について、同じく北海道開拓記念館の小林幸雄氏より、『漆膜を読む』と題して漆膜分析について、北海道大学の小笠原正明氏より、『アスファルトの産地推定』と題してアスファルト分析について、奈良国立文化財研究所の村上隆氏より、『見えないもの』を見るために・・・・不可視情報可視化の試み・・・・と題して、非破壊分析法についてそれぞれご発表頂いた。会場には会員の他に学生なども参加し、ほぼ満席となるほどの盛況だった。質疑応答では、考古学と分析科学との今後のかかわり方についてなど、広範囲にわたる問題が多数述べられ、参加者からの質問や意見も相次ぎ、活発に討議された。
 18時30分からはフジヤサンタスホテルで懇親会が開かれ、50名が参加した。講師を囲んで、会場にも増して熱のこもった研究交流が展開された。
 担当委員の不手際などがあったにもかかわらず、講演、発表頂いた諸先生をはじめ、会員の皆様や関係方面のご協力に深く感謝を申し上げます。また、今総会限りで退任された1995年度選出委員の4年間にわたる努力に感謝申し上げます。 なお、研究大会資料集(\1,000)に若干の残部がありますので、希望者はご連絡下さい。                                 (石橋・田口・秋山)

 

 

1998年度会務報告
1 第36回総会・大会
期日:1998年4月28・29日    会場:江別市 江別市民文化ホール(えぽあホール)
 総会:1997年度会務報告,1998年度会務計画
大会:テーマ『北海道式古墳の系譜-擦文文化の墓制をめぐって-』
2 委員会
 第1回 4月28日/えぽあホール/総会・研究大会の打合せ
 第2回 6月6日/江別市民会館/会務報告(総会・大会の反省、会費納入状況)、だより第60号、遺跡見学会、保護問題懇話会、会財務状況
 第3回 7月4日/江別市民会館/会務報告(会費納入状況・だより第60号)、遺跡見学会、キウス4遺跡保存問題
 第4回 8月1日/江別市民会館/会務報告(会費納入状況)、遺跡見学会、遺跡調査報告会、次期総会・研究大会
 第5回 9月6日/江別市民会館/会務報告(会費納入状況・遺跡見学会)、遺跡調査報告会、だより第61号
 第6回 10月3日/江別市民会館/会務報告(次期総会・大会の内容と予算について・だより第61号)、遺跡調査報告会
 第7回 11月7日/江別市民会館/会務報告(新入会員・会費納入状況)、遺跡調査報告会、キウス4遺跡保存活用問題(道教委文化課申入れ)、時期研究大会、埋蔵文化財発掘調査促進方策研究協議会の報告、日本考古学協会釧路大会への協力
 第8回 12月18日/札幌市オークラビル/だより第62号、遺跡調査報告会、次期総会・研究大会、委員・編集委員推薦状況
 第9回 2月6日/江別市民会館/会務報告(遺跡調査報告会の反省)、日本考古学協会釧路大会、会誌35輯編集、次期総会・研究大会
 第10回 3月6日/江別市民会館/会務報告(会費納入状況・会誌35輯)、キウス4遺跡保存活用問題要望書、次期総会・研究大会
 第11回 4月3日/江別市民会館/会務報告(会費納入状況・会誌35輯)、次期総会・研究大会、委員・編集委員選出、日本考古学協会釧路大会
3 保護問題懇話会
・7月11日 新たに問題となったキウス4遺跡周堤墓の状況聴取(北海道埋蔵文化財センター)
 ・11月18日 キウス4遺跡の保護についての意見聴取(千歳市教育委員会)
 ・11月30日 キウス4遺跡の保護についての意見聴取(日本道路公団北海道支社 用地部管理課)
4 会誌編集委員会
正副委員長協議 11月2日・/電話連絡/原稿募集内容の決定(だより第61号に掲載)
 第6回編集会議 12月11日/札幌市埋蔵文化財センター/原稿依頼の打合せ、投稿意思表明者の確認、                          会誌残部の取り扱い
第7回編集会議 2月14日/札幌市埋蔵文化財センター/依頼原稿内容確認、受領投稿の検討、会誌残                          部寄贈について
 正副委員長協議 3月12日/採択投稿決定、会誌内容決定
5 研究会
 2月20日 「金属製考古資料の科学的調査に関する研究会」/北海道大学高等教育開発研究部
6 遺跡見学会
 9月5日 富良野市、芦別市方面(東九線遺跡、滝里遺跡群、星の降る里百年記念館)/参加者87名
7 遺跡調査報告会
 12月19日 10:00~17:45/札幌市かでる2・7大会議室/報告件数(地域概況6件、遺跡報告11件)
8 だより(B5版,各400部)
 第60号(7月10日発行)/B5版6頁/1998年度総会・研究大会、会誌35輯の正誤、北海道考古学会出版物頒布など
 第61号(11月24日発行)/B5版12頁/遺跡調査報告会案内、キウス4遺跡の発掘調査についての緊急報告、委員の改選など
 第62号(3月15日発行)/B5版4頁/1999年度総会・研究大会案内、日本考古学協会釧路大会について、キウス4遺跡保存など
9 会誌
 第35輯 3月31日発行/B5版/500部/論文2、報告1、研究ノート4、資料・遺跡2、1998年度研究                    大会記事など

1998年度決算報告・1999年度予算(案)(略)

 

- 情 報 紹 介 -
礼文町船泊遺跡出土の機能・用途不明石器(仮称「短冊形石器」)の紹介

 船泊遺跡の主体時期は、縄文時代後期前葉~中葉にかけてで、概要等については、今年4月に刊行された本会誌『北海遭考古学』35輯を参考とされたい。
 今回紹介する石器は、今のところ日本国内において類例を知らない機能・用途不明の資料で、形態から仮称「短冊形石器」と呼ぷものである(下図)。遺跡からは破損品も合わせて約190点出土し、時期は後期前葉~中葉にかけて見られる。基本的な形態は2種類あり、短冊形と撥形を呈するものがある。両側縁の加工方法にも2程類あり、側縁から表裏面に入り込む剥離が施されるもの(下図左)と表裏(摂理)面から垂直に剥離加工が施されるもの(下図右)がある。厚さは1cm前後で、主に板状の玄武岩を素材とする。使用(刃)部は長軸一端に形成されるものが多いが、まれに両端に見られるものもある。使用部には摂理面に直交する擦痕や平行する稜を形成するものもある。
 現在、今年度末の報告書の刊行を予定に整理作業を進めています。作業日程上、島外への資料収集が難しく、先学賭兄の皆様より時代を問わず類例、民俗例等のご教示を頂きたく、この場をお借りしました。お手数をおかけいたしますが、ご存知の方は下記までご連絡頂ければ幸いです。
 (連絡先)(略)
 
                      船泊遺跡調査員 乾 哲也
                          補助員 乾 希

1997・98年度キウス4遺跡の保護について
 キウス4遺跡の保存問題については、北海道考古学会だより46号(1994年7月)に保存の要望・その回答を掲載して以来、62号に発掘終了後の管理活用についての意見聴取(千歳市教育委員会、日本道路公団北海道支社、北海道教育委員会)に至るまで、逐次経緯を報告して参りました。その間に、保護事業を担当する部所は保存問題対策特別委員会から会委員会へと代わってきました。
 会委員会としては、会員の皆様と今後の保護・活用をどのようにすべきか論じるにあたって、近年の保護事業の状況と3者への意見聴取・要望書の内容をお知らせすることが前提と判断し、だよりに掲載しました。
<意見聴取1・千歳市>

1 日時・場所  1998年11月18日(水) 千歳市教育委員会 埋蔵文化財センター


2 出席者


  市教委  大谷敏三埋蔵文化財センター長・田村俊之文化財係長

  考古学会 高橋正勝委員長・鈴木信委員・西脇対名夫委員


3 聴取内容


当方:横断道に伴う(財)北海道埋蔵文化財センターの発掘調査が終了し、今年度をもって日本道路公団に引き渡しが完了すると聞いている。当学会ではかねてより関係各機関にキウス4遺跡の保存について要望しており、発掘終了後どのような保存が図られていくのか危惧してきた。当学会としては、地元・北海道教育委員会・日本道路公団の三者から、今後どのような方向でキウス4遺跡を取り扱うのか現状での考え方等を聴取し、当学会としての対応を考えていきたいと思っている。

先方:キウス4遺跡の保存問題については、当事者である北海道教育委員会と日本道路公団が、現在継続して協議している旨聞いている。

当方:市教委で具体的な考え方があればお話を願いたい。

先方:北海道教育委員会と日本道路公団との協議が具体化する中で、地元で協力できるところは協力していきたい。

当方:道路北側の周堤墓群を既存の国指定の史跡に追加できる可能性はないか。

先方:土地所有者や文化庁、道などの考え方を聞いてみないとならないが、将来的には追加指定の可能性を探っていきたいと考えている。

<意見聴取2・公団>

1 日時・場所 1998年11月30日(月)  日本道路公団北海道支社


2 出席者 日本道路公団北海道支社 須藤 誠用地部管理課長・板野光延用地部管理課長代理 松尾周栄用地部管理


考古学会    高橋正勝委員長・鈴木信委員・秋山洋司委員


3 聴取内容


当方:道路用地内の遺跡について今後の管理・公開はどうなっているのか。
先方:用地なので管理は行なう。特に積極的利用・活用などは考えていない。

当方:日時・人数を事前に許可を申入れれば現状観察ができるのか。

先方:将来検討の余地はある。

当方:埋蔵文化財調査後の具体的な保存方法はどのようなものか。

先方:新たに発掘調査を行う予定はない。芝を貼る等の対処は考えられるが、基本的に現状のまま保存する予定だ。

当方:北海道教育委員会から保存の指導はあったのか。

先方:ない。道路公団が自ら公園化のための予算を計上してすることはないし、遺跡を示す標柱など案内板の設置の予定もない。ただし、一般の人が(現状保存箇所に)自由に出入りできないようにするためフェンスを設置することになる。国指定遺跡が困難であれは、道・市が買い上げて、道指定(もしくは市指定)遺跡として遺跡公園化していただくよう、道教委に対して粘り強く協議を行っている。

当方:買い上げの具体的内容はどのようなものか。

先方:現状保存箇所について買上げ以外の他の方法(例えば貸与など)も検討する余地はあると思う。道路法上は道路という位置づけである。ランプウェイ内は施設を移したので道路的機能はなく道路法の適用を受けない。従って不要地という位置付けになり売却の対象となる。ただ、国または道または1市指定遺跡となり遺跡公園化が図られれば、橋脚部下・ランプウェイ内について無償貸与検討の余地がある。ただし前例がないので碓かとは言えない。

当方:今後、北海道教育委員会との協議子定はどのようなものか。

先方:今は、買上げが困難ということで進展はない。

当方:現段階では、国指定の条件に合致していないが、国指定遺跡の脇であることから当方としては指定の拡大を望んでいるところである。

先方:用地周辺で条件を満たす遺構例が増加したら、買上げ等についても更なる検討ができるのではないだろうか。

<意見聴取3・道教委>

1 日時・場所


   1998年12月11日(金)午後2時~3時 北海道教育庁文化課


2 出席者


   北海道教育委員会文化課  木村尚俊主幹・吉目木敏埋蔵文化財係長


   考古学会         高橋正勝委員長・(鈴木・秋山委員)


3 聴取内容


当方:以前より要望していたキウス4遺跡の現地調査が終了し、道路公団に引き渡されたが、今後の保存活用についての公団・千歳市への指導や北海道教育委員会としての計画をお聞きしたい。

先方:道教委としての計画は無い。公団とはこれまでの経緯から保存されると認識し、新たな協議があれば対応する。保存活用については、公団の考えを聞くことが第一である。それに基づき具体的な方向は千歳市と協義して行く。

当方:これまでの3者の協議経緯から見て、今の道教委の回答は積極的ではないが。

先方:用地買収の話があったが、これは困難であり、公団からのアプローチがあれば対応する。

当方:供用開始までの工事期間中に保存された遺構が破壊される恐れは無いのか。

先方:プレハブ盛土の除去などの工事があるが、協議回答文を提出しており無いと認識している。事故回避のため千歳市にパトロールなどの実施要請の検討したい。

当方:公団・千歳市との聴取内容を説明。

先方:供用開始前後に公団より新たな協議があると思われるので、具体的な話はその時。(史跡の拡大を検討することにより新たな展開も考えられるので、地元千歳市と話し合っていく)

<要望書>

                                     北考総 第26号


                                      1999年3月20日


   日本道路公団北海道支社長


   北海道教育委員会教育長   様


   千歳市教育委員会教育長


                                   北海道考古学会


                                   委員長 高橋正勝


千歳市キウス4遺跡の保存について


 標記につきましては、遺跡のもつ文化財としての重要牲から、本学会は、その関係機関に特段の配慮を求めてまいりました。野外発掘調査は終了いたしましたが、これまでの関係機関のご努力の結果、一部ではありますが遺跡が現状保存されましたことにたいしまして,敬意を表しお礼申し上げます。

 今後とも、遺跡の保存活用につきまして、貴重な文化財を後世に引継ぎ、市民の活用に供する立場から、これまで以上に関係機関と連携のうえ、支障なく実施されますようお願いいたします。


1999年度北海道考古学会委員体制
(略)
 第37回総会で承認を受けた委員の名簿です。鶴丸俊明新委員長のもと、会のより一層の発展に努力していく所存でございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1999年度北海道考古学会会誌編集委員名簿(略)
 この度、皆様の推薦をもとに、下記のメンバーにより会誌編集委員会が設置されましたのでご案内します。

 

 

 


新入会員・住所変更会員のお知らせ(略)
 

編集委員会からのお知らせ
◎編集委員会事務所について
 今年度から、編集委員会事務所を、二号委員の所属する機関におくことになりました。編集委員の交代にともなって、事務所が移動することになりますので、ご注意下さい。今年度・来年度の編集委員会事務所は、
   〒060-0810
    北海道札幌市北区北10条西7丁目北海道大学文学部
    北方文化論講座 小杉 康気付
といたします。
◎『北海道考古学』第36輯の原稿募集について
 第36輯は、久しぶりに特集号といたします。テーマは「完新世北海道の生業」です。縄紋期からアイヌ期まで、さまざまな問題が浮かび上がってくることを期待しております。また、テーマ以外の一般論文も、同時に募集しております。会員のみなさまのご投稿をお待ちしております。
   *投稿規定は例年通りです(詳しくは『北海道考古学会だより』第58号1997.11.15刊をご覧下さい)。
*締め切り 2000年1月31日までに編集委員会事務所に到着したものを掲載対象とします。
*編集の都合上、正本の他に写し1部(図版・表を含む。図表はA4版に縮小コピーしたもの)を添えて下さい。例年、年度末のあわただしい編集作業となりますので、上記の点、お察し下さいませ。
1999年度定例研究会のお知らせ
 今年度より、研究会担当委員も増員し、活発な研究会を展開していこうと考えております。つきましては、これまでの研究に一区切りがついた、研究上の問題点を議論してみたい、新しく発見した資料・遺跡などを紹介したいなど、発表ご希望の方ございましたら、研究会担当委員もしくは事務局までお気軽にお声をおかけ下さい。なお、今年度の研究会の開催予定は、下記の通りです。
 第1回 9月11日(土)17:00~18:30 札幌学院大学A館4階会議室
 福岡イト子氏(財)日本私学教育研究所客員研究員 「考古学とアイヌ語地名-遺跡命名にかかわって-」
 第2回 11月6日(土)17:00~18:30 札幌学院大学A館4階会議室
 工藤雅樹氏福島大学 (内容未定)                  (田口・手塚・深澤・藤井)

北海道考古学会主催遺跡見学会のお知らせ
 毎年恒例の遺跡見学会ですが、今年は小樽・余市方面を巡る計画で準備中です。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。
日時 8月28日(土) 雨天決行
出発場所 札幌駅(高架下・西5丁目通・ヨドバシ前) 集合8:45 出発9:00
千歳駅(北口)            集合8:30 出発8:40
日程 札幌・千歳→高速小樽経由→◎赤井川村都遺跡(日の出遺跡)→冷水峠経由→昼食→◎余市町入舟   遺跡→(徒歩)→◎余市町大川遺跡(整理事務所)→余市町西崎山ストーンサークル→余市町フゴッペ洞窟→   札幌・千歳(17:00頃) *なお現場の都合により日程を変更する場合があります。ご了承下さい。
参加料 4,000円(保険料込) 当日申し受けます
参加申込 恵庭市カリンバ1遺跡調査事務所(松谷) TEL/FAX兼 0123-39-2088
     札幌発40名、千歳発40名 7月21日~8月10日まで先着順にて受付
その他 当日は歩きやすい服装で昼食は各自持参のこと     (松谷・吉田)

研究会・シンポジウムのご案内
 近日中に行われる研究会・シンポジウムについてご案内いたします。また、この他にも開催予定の研究会・シンポジウム等ございましたら、だよりを通じて会員の皆様にお知らせしていきたいと思いますので事務局までご連絡下さい。
 北海道・東北史研究会 石狩シンポジウム
『石狩場所とアイヌ』
  日  程 平成11年8月2日(月) 13:00~17:15(講演・記録映画・研究報告①) 17:30~(懇親会)
       平成11年8月3日(火) 9:30~16:00(研究報告②・③・④・シンポジウム)
       平成11年8月4日(水) 9:30~15:00(石狩市内巡検)
  会  場 花川北コミュニティーセンター
        住所 石狩市花川北3条2丁目198 TEL 0133-74-6525
問合せ先 〒064-0808
北海道札幌市中央区南8条西2丁目 北海道札幌星園高等学校
        Tel 011-511-4561  Fax 011-511-4894  (長谷 厳)
資料代 1,000円(当日シンポジウム受付にてお支払い下さい)
       懇親会参加費 5,000円(6月30日で締め切っていますので、参加ご希望の方はあらかじめ                 事務局までご確認下さい。)
  講演・研究報告内容
     「札幌本府建設からみた幕末のイシカリ」 海保洋子
記録映画 『砂と闘う』(石狩平野の水田開発) 解説:田中 實
    研究報告① 「近世石狩の鮭漁のイメージ」 林 昇太郎
研究報告② 「石狩川水系の擦文からアイヌ文化の動向」 瀬川拓郎
    研究報告③ 「幕末・維新期における石狩開発-樺太・ロシア情勢との関連において-」 麓 慎一
   研究報告④ 「対雁アイヌ民族の意思」 堅田精司
  交通機関
札幌市営地下鉄南北線麻生駅下車 1番出口をでて中央バス利用
    1)花畔(ばんなぐろ)行き・花畔団地行き(5丁目経由)「花川北中学校前」下車 徒歩5分
    2)花畔行き・花畔団地行き(3丁目経由)「花川北3の1」下車 徒歩2分
   地下鉄麻生駅よりタクシー 約2,000円

 勝山館跡発掘調査二〇周年記念上ノ国シンポジウム
『海峡がつなぐ地域史を掘る』
  日  程 平成11年9月24日(金) 17:45~20:15(基調講演)
       平成11年9月25日(土) 9:00~21:00(地域巡検・講演Ⅰ・Ⅱ・報告Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・懇親会)
       平成11年9月26日(日) 9:00~13:00(報告Ⅳ・パネルディスカッション)
  会  場 上ノ国町総合福祉センター「ジョイじょぐら」天の川ホール
        住所 桧山郡上ノ国町字大留100番地 TEL 01395-5-2230
問合せ先 〒049-0611
北海道桧山郡上ノ国町字大留100番地 上ノ国町教育委員会文化財課内
                  シンポ実行委員会事務局 渡部孝之 
           Tel 01395-5-2230 Fax 01395-5-1044
食事代(24日夕食代)1,200円、食事代(25日昼食代)800円、食事代(26日昼食代)800円
       懇親会費5,000円(当日会場受付にて申し受けます。)
       ※宿泊代は、各自宿舎で精算願います。
  基調講演・講演・報告・地域巡検内容
    「アイヌ民族の去就-北奥からカラフトまで」 榎森 進
講 演 Ⅰ 「掘り出された北の戦国時代」(仮題) 小野正敏
講 演 Ⅱ 「北方海域における人の移動と諸大名」 入間田宣夫
   報 告 Ⅰ 「余市川流域の中・近世遺跡」 乾 芳宏
  報 告 Ⅱ 「沙流地方の金属文化とチャシ跡」 森岡健治
   報 告 Ⅲ 「下北半島の中近世漁民遺跡」 工藤竹久
   報 告 Ⅳ 「勝山館跡とその城下の謎」(仮題) 松崎水穂
   パネルディスカッション 「海峡がつなぐ地域史を掘る」
             (石井進・木村尚俊・朝尾直弘・網野善彦・仲野浩・講演講師・報告者)
    「勝山館など」 
  なお、当日の宿泊および食事などにつきましては、9月3日(金) が申し込み締め切りとなっております。 詳細につきましては、上記問合せ先までご連絡下さい。

 第7回環オホーツク海       『文化のつどい』
  日  程 平成11年8月7日(土) 13:00~17:00 8月8日(日) 9:10~12:00
  会  場 紋別市文化会館 住所 紋別市幸町3丁目
問合せ先 紋別市立図書館 〒094-0005 紋別市幸町3丁目
               Tel 01582-4-2111(435)/4-2261(土日) Fax 01582-3-1388
問合せ先 紋別市立郷土博物館 〒094-0015 紋別市花園町8丁目
               Tel 01582-3-4236 Fax 01582-4-9755
参加費500円 懇親会費4,500円(当日会場受付にて申し受けます)

 
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